手入れの行き届いた森から生産される豊かな素材
葛巻町は北上山地の北部西寄りに位置し、馬渕川の源流の地となっている。
また、地域一帯は馬淵川の上流流域を占め、山林が多く全町の85.8%が林野である。標高も高く400mから800mに占める面積が72%にも及んでいる。
手入れの行き届いた森林は、丹精込めた以上の恩恵を与えてくれます。
樹木の恵みを丸ごと活用した牛舎
葛巻町は牛の数が町内の人口を上回ると言う。
また、冬にはしっかりと積雪もある。
すなわち、牛舎といえど耐久性も要求されます。
ご紹介させていただく牛舎は、個人所有の山から切り出した材木を活用し、建造させていただいた事例となります。
材木の加工は、全て当社の加工場にてご対応させていただきました。
しっかりとした構造材により組み上げられた牛舎は、牛と共に生きる施主様の温かな想いが、そのまま表現されている様に感じとれます。
ゴン太の大樹
構造材として使わせていただいた木は、自己所有の手入れの行き届いた山から切り出したというだけあり、長さ・太さとも極上の品。
葛巻ならではの素材をごく当たり前に活用できるところなんて、傍から見れば普通ではない。
製材せずに、丸太の状態でもそのまま組み上げ出来ましたが、素材の良さを最大限に引き出し、住環境にも配慮した結果、木の持つ美しさをそのままに表現させていただくことができました。
大切な牛とともに末永くご利用いただくことが何よりと考えております。