組子

Pocket

匠の技「組子」

組子とは、鎌倉時代から伝承される木工技術。

 

略せば釘を使わずに木を組み付ける技術のこと。

 

細くひき割った木に溝・穴・ホゾ加工を施しカンナやノコギリ、ノミ等で調節しながら1本1本組付けします。

 

伝統木工技術の「組子」

「木を組む」工程は0.1ミリ寸法が違うだけでも組み付けが出来なくなるほどの細やかな作業を必要とします。

また、製作される構造物に合わせて面をとったり、長さを調整したりといった作業にも繊細さと熟練の技が必要になります。

 

組子技術は習得するまでに時間が掛かりすぎるという難点もあり、日本人の和室離れにより次世代への継承も危ぶまれています。

いにしえから累々と継承されてきた伝統の技術。

その良さを理解できる「和の心」を持った施主の方々が「組子」という技能を絶やすことなく次世代につないでくれるものと考えます。

ステンドグラス

ガラス工芸として、ランプの傘などに用いられているものが知られています。

外部からの透過光に映し出される作品は、幻想的でもあり衆目にも非常に美しく写る。

装飾を否定するモダニズム建築(19世紀から20世紀に入って流行した建築様式で、19世紀以前の建築を否定した建築)全盛の時期になるとあまり用いられなくなってしまいました。

時代の変遷とともに、最近再びステンドグラスが見直され、公共建築、住宅、教会などに採用されつつあります。

 

「いいものはいい」そんな拘りをもった方々が増えてきているのでしょう?

リフォームの機会に、新築の折に。
是非考えてみてはいかがでしょうか?