やすらぎの家

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住宅を新築するに当たって、どこに重点をおくか?

10数年で更新する必要のある設備機器より
百年保つ住宅の基本性能にお金を掛ける。

こうした考え方をする施主様が増えて行くことでしょう。

地元産材を丸ごと生かした高断熱高気密住宅。

施主の予ねてからの希望である
「自己所有の山の木を生かした暖かい家を造りたい」と言うお声がけをいただき
山林から木を切り出し、乾燥、製材、加工、上棟までを対応させていただきました。

基本構造は、北海道の標準仕様とされる付加断熱 Q1.0 工法。

暖房エネルギーを次世代基準住宅の半分以下におさえるために
住宅全体の熱ロスを減少させるとともに、太陽熱を効率的に組み合わせた設計となっています。

暖房エネルギーの削減はそのまま CO2 削減にもつながります。
このために、できるだけ環境に負荷をかけずに
快適に暮らしていただきたいとの想いからQ1.0 住宅をお奨めしました。

どっしりしたレンガ調の外観

Q1.0住宅

レンガ調の外装壁がどっしりとした風合いを醸し出しています。

暖房はオール電化の蓄熱暖房と薪ストーブを併用したダブル仕様
ガス、灯油を使わない

「ゼロエネルギーを目指す葛巻高原型住宅」が
ここに完成致しました。

広々としたウエルカムホール

Q1.0住宅

玄関を開けると、欅の上がり框(かまち)。
後々の事を考え段差を極力抑えた構造にしました。

玄関ホールでは赤松のコットンフローリングボードを使った床が来客を誘い入れてくれます。

壁の下半分に杉のウッディパネルを張りめぐらせた腰壁。
杉の香りが漂い、床面からの傷・汚れがなどを防いでくれます。

居間への入り口ドアにはステンドグラスでアクセントをつけました。落ち着いた色合いが、生活空間にゆとりとやすらぎを与えてくれるでしょう。

骨太の大黒柱

Q1.0住宅

欅とクリの大黒柱がしっかりと中心を支えます。

クリは施主様の所有林から切り出したものをそのまま生かさせていただきました。

風格のある和室

Q1.0住宅   Q1.0住宅

和室の窓は「書院出窓」
建具の一つ一つに葛巻大工の職人のこだわりをもった細工を施してあり
風格と落ち着きのある和の空間が演出できます。

造りつけの仏間は扉を閉めることで
周りとの調和がしっかりと取れる様な配慮を致しました。

呼吸する部屋/天然木質内装材

Q1.0住宅

陽のあたる縁側、夢中で遊んだ木の玩具。

日本人の思い出の糸をたぐり寄せるとそこにはいつも木の温かさ、優しさがあった。

自然の木には必ず節や年輪があります。

それらをデザインの一部として生かしたのが吟ウッド(ウッデム)

まるで森の中で暮らす様なくつろぎと安らぎが空間いっぱいに広がります。

木は自然の調湿作用と断熱作用を備えており
室内の温度は適度に保たれ
温かさも逃げにくいといった効果も得られます。

日本の気候風土に合った天然素材なのです。

明るい採光のキッチンスペース。

Q1.0住宅

ビルイン式のキッチンユニットで
調理から洗い物までをしっかりとサポート

「キッチンに立つのが楽しくなりそうだわ」と奥様。

やわらかなぬくもり

Q1.0住宅

1階の居間の片隅にどっしりと位置する薪ストーブ

ゆれる炎を眺めながらのんびりと考え事をしたり
ストーブの上でコトコトと煮物やパンを焼いたり。

思い思いの空間を提供します。

造りつけのテーブルの上では
ストーブで暖をとりながらパソコンに向かってあれこれ調べたり
読書や、趣味などを楽しむスペースが確保されている。

「自分の時間をこのスペースで楽しみます」とご主人様。

窓枠はキャンバス

Q1.0住宅   Q1.0住宅

2階から階下を見下ろすと
骨太の梁と唐松の階段スロープや手すりが「がっしり」と組み込まれ
木の安らぎが身体を通して伝わってくる様な気がします。

踊り場から見えるキャットウオーク。
高所の窓の清掃、メンテナンスを容易にしてくれます。

窓枠は自然の景観を切り出したキャンバス。
キャットウォークから望む景観は、四季折々の瞬間をそのままに描きだしてくれる。

利用のしかたは多目的に

Q1.0住宅    Q1.0住宅

二階の個室はオープンフロアとしても利用できます
スライド式のドアを閉めればプライベート空間の出来上がり
多目的な活用ができます。

寝室には「上げ下げ窓」を配置。
下部の障子が上下にスライドして開閉。
上下からスムースな喚起が出来、採光を考えロールカーテンでオシャレに演出。

この冬は真冬でもポカポカと柔らかな暖かさにつつまれた、快適な生活が出来るものと期待しますと奥様。

江田建築では、地球環境問題に強い関心を持ちながら、皆様に最適な居住空間をご提供させていただきたいと考えております。